夕日とビール
2024-03-10
小説を読む。読んでいる間、その文章や文体や主人公とかのような雰囲気で思考しているときがある。かなりそうなる。
いつもの生活で、天気や空の色、まわりの騒音、通り過ぎる誰かの服、そんなことは全く自分に影響していないし、意識もしていない。
でも小説を読んで、その状態にいるときは、そういうものにすごく気がつく。
なんとなく夕日をみてしまったり、ビールがいつもより苦かったり、なんかそういうことが、ちゃんと大事なことになる。
「なんか、今日、いい日だったのかもな。」
いろんなことがクソでも、小説をよんだ後の、影響を受けやすいクソな自分がそう言わせるかもしれない。
そういうことがたぶん、人生を豊かにするなにかなんだろうな。